5,000円以下で高機能な完全ワイヤレスイヤホンを探しているけれど、選択肢が多すぎてどれを選べば良いか分からない、と感じていませんか。
特に、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能まで求めると、価格と性能のバランスを見極めるのは難しいものです。
この記事では、そんな悩みに応える有力候補として注目を集める「Edifier X5 Pro」を、複数の専門レビューや実際のユーザー口コミを基に徹底的に解説します。
音質やノイズキャンセリング性能といった基本的な実力から、使い勝手、さらには購入前に知っておくべき注意点まで、あらゆる角度から深掘りしていきます。
この記事を最後まで読めば、Edifier X5 Proが本当にあなたにとって「買い」なのか、自信を持って判断できるようになるでしょう。
Edifier X5 Proレビュー解説:5,000円以下の覇権を握る高コスパイヤホンか?
結論:5,000円以下なら間違いなく「買い」。こんな人におすすめ!
Edifier X5 Proは、5,000円前後という価格帯において、非常にコストパフォーマンスが高い完全ワイヤレスイヤホンです。
特に「ワイヤレスイヤホンやノイズキャンセリング機能を初めて試す方」「予算を抑えつつも、通話やWeb会議で使えるクリアなマイク性能を求める方」「価格以上のバランスの取れた音質を重視する方」には、非常におすすめできるモデルと言えます。
多くの機能を高いレベルでまとめ上げており、この価格帯の新たな定番となる可能性を秘めています。
逆に、こういう人には向かないかもしれない注意点
一方で、すべての人に最適なわけではありません。
「とにかく強力なノイズキャンセリング性能を最優先する方」「aptXやLDACといった高音質コーデックでの音楽再生にこだわるオーディオファン」「複数のデバイスをシームレスに切り替えるマルチポイント接続が必須な方」にとっては、他の選択肢を検討する方が満足度は高いかもしれません。
本機はあくまで価格とのバランスを重視したモデルであることを理解しておくことが重要です。
主要レビューサイトと実際の口コミから見る総合評価
複数のガジェットレビューブログやECサイトの口コミを分析すると、Edifier X5 Proは「価格を考えれば音質が非常に良い」「マイク性能が実用的で優秀」という点で一貫して高く評価されています。
また、デザインの質感や装着感の良さも好評です。
ノイズキャンセリング性能については「値段なりに効果は実感できる」という肯定的な意見が多いものの、「効きがマイルド」という指摘も見られ、この点は評価が分かれるポイントとなっています。
Edifier X5 Proの価格は?どこで一番安く買える?
メーカー公式価格と現在の実売価格の目安
Edifier X5 Proのメーカー公式ストアでの通常価格は5,880円(税込)です。
しかし、Amazonや楽天市場などのECサイトでは、発売記念セールやクーポン適用により、実質4,700円から5,000円前後で購入できる機会が多く見られます。
この価格でANC機能や専用アプリに対応している点は、本機の大きな魅力の一つです。
Amazonや楽天のセール情報をチェック
最もお得に購入するためには、Amazonのタイムセールやプライム感謝祭、楽天スーパーセールやお買い物マラソンといった大型セールイベントを狙うのがおすすめです。
Edifier公式ストアが出店しているため、セール時には割引クーポンが配布されることが多く、通常よりも安価に手に入れることが可能です。
購入を検討する際は、これらのECサイトを定期的にチェックすると良いでしょう。
競合モデル「QCY HT05/HT07」との価格と性能の比較
同価格帯の強力なライバルとして、QCY社の「HT05」や「HT07 (ArcBuds)」が挙げられます。
これらのモデルと性能を比較すると、以下のような特徴が見られます。
| 項目 | Edifier X5 Pro | QCY HT05 / HT07 |
| 価格帯 | 約4,700円~5,880円 | 約4,000円~5,000円 |
| 音質 | バランスが良くクリア(優位) | ドンシャリ傾向 |
| ANC性能 | マイルドだが効果あり | やや強力(若干優位) |
| マイク性能 | クリアで優秀 | 実用レベル |
| アプリ機能 | EQプリセットのみ | カスタムEQ対応 |
音質を重視するならEdifier X5 Pro、ノイズキャンセリング性能を少しでも優先したいならQCYという選択が、一つの判断基準になりそうです。
【音質評価】Edifier X5 Proのサウンドは本当に価格以上?
10mmチタンコートドライバーが奏でる音の特徴
本機は、この価格帯では大きめな10mm径のダイナミックドライバーを搭載しています。
さらに振動板にはチタンコートが施されており、これがクリアでバランスの取れたサウンドに貢献しています。
安価なイヤホンにありがちな、こもった音や特定の音域だけが不自然に強調される感覚が少なく、しっかりとした音作りがされているのが特徴です。
ドンシャリ傾向だがボーカルがクリアで聴きやすいサウンドバランス
音質の傾向としては、低音域と高音域がやや強めの、いわゆる「ドンシャリ」系に分類されます。
しかし、中音域、特にボーカルが埋もれることなく明瞭に聞こえるようにチューニングされており、聞き疲れしにくい自然なバランスに仕上がっています。
低音は力強く、ポップスやロック、ファンクといったジャンルを楽しく聴かせてくれます。
得意な音楽ジャンルと、やや苦手な音楽ジャンルは?
元気でリズミカルなサウンドが得意なため、打ち込み系のポップスやEDM、ベースラインが特徴的なファンクミュージックなどとの相性は抜群です。
一方で、ウッドベースの温かみや生楽器の繊細な響きをじっくり楽しむようなアコースティックな音楽やジャズでは、ややドライな表現に感じられる可能性があります。
とはいえ、どんなジャンルでもそつなくこなせる万能性は持っています。
数万円の高級イヤホンと比べて音質差はどれくらいあるのか
もちろん、ゼンハイザー「MOMENTUM True Wireless 3」のような数万円クラスの高級機と比較すれば、音の解像度、広がり、細かなニュアンスの表現力には明確な差が存在します。
しかし、その差は直接聴き比べなければ分からないレベルとも言えます。
Edifier X5 Proは、日常的に音楽を楽しむ上では十分すぎるほどの音質を提供しており、価格を考えれば驚異的なクオリティと言えるでしょう。
【機能レビュー】ノイズキャンセリングやマイク性能の実力は?
アクティブノイズキャンセリング(ANC)の効果はどのレベル?
本機のANC性能は「しっかりと効果が実感できるレベル」です。
電車内のゴォーという走行音や、カフェの話し声、エアコンの動作音といった環境騒音を、低音域を中心に自然に低減してくれます。
7,000円クラスのイヤホンと比較すると効きは若干マイルドですが、音楽への没入感を一段階高めてくれる効果は間違いなくあります。
ANC機能を初めて体験する方には、その効果を理解するのに十分な性能です。
外音取り込みモードの自然さとコンビニなどでの実用性
イヤホンを装着したまま周囲の音を聞ける外音取り込みモードも搭載しています。
音の聞こえ方は非常に自然で、機械的に増幅したような違和感は少ないです。
レジでの会計時や駅のアナウンスを聞きたい場面などで、イヤホンを外す手間なくスムーズに会話ができるため、非常に実用的な機能です。
AI通話ノイズキャンセリング搭載マイクの驚きの性能
本機の隠れた長所が、このマイク性能です。
AIによる通話ノイズキャンセリング機能が非常に優秀で、自分の声をクリアに相手へ届けることができます。
Web会議のテストでは、周囲の雑音だけでなく、意図せず出てしまった咳の音までカットしてくれたという報告もあり、5,000円以下のイヤホンとは思えないほど高い実用性を誇ります。
動画視聴やゲームでの音の遅延は気になるか?【ゲームモード検証】
YouTubeなどの動画視聴においては、通常モードでも特に音の遅延を感じることはなく、ストレスなく楽しむことができます。
さらに、遅延を約80msに抑える「ゲームモード」も搭載されています。
一部のレビューではモードによる遅延の数値変化が確認できなかったとの報告もありますが、リズムゲームなどシビアなタイミングを要求されるものでなければ、多くのコンテンツで問題なく使用できるレベルです。
Edifier X5 Proの注意点と知っておくべきデメリット
ANCの効きはマイルド、風切り音に注意が必要
メリットとして挙げたANC機能ですが、効果が「マイルド」である点は認識しておく必要があります。
また、ANCをONにした状態で風が強く吹く場所を歩くと、「ボボボ」という風切り音が大きく聞こえやすい傾向があります。
風の強い日はANCをOFFにするなど、状況に応じた使い分けが快適に使うコツです。
専用アプリのイコライザーはカスタマイズ不可
専用アプリ「Edifier ConneX」では、「標準」「ポップ」「クラシック」「ロック」の4種類のプリセットイコライザーが用意されています。
しかし、ユーザーが自由に周波数帯を調整できるカスタムイコライザー機能はありません。
音質を細かく自分好みに調整したい方にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
複数デバイスで使いたい人へ:マルチポイント接続には非対応
スマートフォンとPCなど、2台のデバイスに同時に接続し、シームレスに音声を切り替えられる「マルチポイント接続」には対応していません。
複数のデバイスでイヤホンを使い分けたい場合は、その都度Bluetoothの接続設定を切り替える手間が発生します。
この機能を多用する方は注意が必要です。
aptXやLDACなどの高音質コーデックは使えない
対応するBluetoothコーデックは「SBC」と「AAC」のみです。
Androidスマートフォンなどで利用できる、より高音質な「aptX」や、ハイレゾ相当の音質を実現する「LDAC」には対応していません。
高音質コーデックでの再生にこだわりたい場合は、他の上位モデルを検討する必要があります。
イヤホンを外しても音楽が止まらない「装着検知機能」は非搭載
イヤホンを耳から外すと自動で音楽が一時停止し、装着すると再生を再開する「装着検知機能」は搭載されていません。
音楽を聴いている途中でイヤホンを外す際は、手動で再生を停止する必要があります。
この機能に慣れている方は、少し不便に感じるかもしれません。
Edifier X5 Proのスペック(仕様)を一覧で分かりやすく確認
主な仕様一覧表(ドライバー、再生時間、防水性能など)
Edifier X5 Proの主なスペックを以下の表にまとめました。
| 項目 | スペック |
| ドライバー | Φ10mm ダイナミックドライバー(チタンコート) |
| Bluetooth | Version 5.3 |
| 対応コーデック | SBC, AAC |
| 再生時間(ANCオフ) | イヤホン単体:約7時間 / ケース込み:約31時間 |
| 再生時間(ANCオン) | イヤホン単体:約5時間 / ケース込み:約22時間 |
| 充電時間 | 約1.5時間 |
| 急速充電 | 15分の充電で約1時間再生可能 |
| 防水防塵性能 | IP55 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 重量 | イヤホン片側:約4g / ケース込み:約38g |
| アプリ対応 | Edifier ConneX |
| その他機能 | ANC、外音取込、通話NC、ゲームモード |
カラーバリエーションとデザインの特徴
カラーは「ブラック」と「アイボリーホワイト」の2色が展開されています。
充電ケースはマットな質感で指紋が付きにくく、イヤホン本体は光沢のあるスティック型(うどん型)デザインです。
プラスチック製ながら安っぽさはなく、細部のデザインにも工夫が見られます。
パッケージ内容と付属品一覧
パッケージには以下のものが含まれています。
- イヤホン本体(左右)
- 充電ケース
- イヤーピース(S/M/L/XLの4サイズ ※Mは本体に装着済み)
- 充電用USB Type-Cケーブル
- 取扱説明書
イヤーピースが4サイズ付属しているため、多くの方の耳にフィットさせやすいでしょう。
Edifier X5 Proの基本的な使い方とペアリング方法
スマホとの初回ペアリングとリセットの簡単な手順
初めてスマートフォンなどに接続する際は、以下の手順で行います。
- 充電ケースの蓋を開けると、イヤホンが自動的にペアリングモードになります。
- 接続したいデバイスのBluetooth設定画面を開き、「Edifier X5 Pro」を選択して接続します。
接続がうまくいかない場合や、イヤホンを初期化したい場合は、イヤホンをケースに収納した状態で、ケース底面のボタンを3回連続で押すとリセットできます。
再生/停止、曲送り、音量調整のタッチ操作方法一覧
基本的な操作はイヤホン本体のタッチセンサーで行います。
デフォルトの操作方法は以下の通りですが、専用アプリで一部カスタマイズが可能です。
| 操作 | アクション |
| 再生 / 一時停止 | 右イヤホンを2回タップ |
| 次の曲へ | 右イヤホンを3回タップ |
| ANCモード切替 | 左イヤホンを2回タップ |
| ゲームモード切替 | 左イヤホンを3回タップ |
| 電話に出る/切る | 左右どちらかを2回タップ |
| 音声アシスタント | 左右どちらかを2秒長押し |
※音量調整はデフォルトでは割り当てられていませんが、アプリで設定変更が可能です。
専用アプリ「Edifier ConneX」で出来ること・設定方法
本機は専用アプリ「Edifier ConneX」に対応しています。(※旧アプリ「Edifier Connect」ではないので注意が必要です)
アプリでは主に以下の機能が利用できます。
- ノイズキャンセリング / 外音取り込み / 通常モードの切り替え
- イコライザーの選択(4種類のプリセット)
- ゲームモードのON/OFF
- タッチ操作のカスタマイズ
- イヤホンを探す機能
アプリを使うことで、より自分好みの設定でイヤホンを活用できるようになります。
【評判・口コミ】X(旧Twitter)やECサイトでのユーザーのリアルな声まとめ
【良い評判】高コスパ、音質の良さ、マイク性能を評価する声
実際のユーザーからは、「この値段でこの音質はすごい」「ノイキャンもちゃんと効いてて満足」「Web会議で声がクリアだと褒められた」「フィット感が良くて外れない」といった、コストパフォーマンスの高さを称賛する声が多数見られました。
特に、音質とマイク性能は価格帯の期待を大きく上回るという評価が目立ちます。
【悪い評判】ANC性能の弱さ、アプリの機能不足に関する指摘
一方で、「ノイキャンは思ったより弱かった」「外音取り込みとの差があまり感じられない」など、ANC性能への過度な期待に対する指摘が見られます。
また、「アプリでイコライザーを細かく調整したかった」「ケースが丸くて自立しないのが地味に不便」といった、機能面での細かな不満点も一部で挙げられていました。
まとめ:Edifier X5 Pro レビュー解説
Edifier X5 Proのメリット・デメリットを再確認
Edifier X5 Proは、手頃な価格で多機能を実現した優れたイヤホンですが、改めてメリットとデメリットを整理します。
【メリット】は、価格以上のクリアな音質、非常に優秀な通話マイク性能、効果を実感できるANCと自然な外音取り込み、IP55の防水防塵性能、そしてアプリによるカスタマイズ性です。
対する【デメリット】は、ANC性能がマイルドである点、アプリのEQがカスタム不可な点、マルチポイントや高音質コーデックに非対応である点などが挙げられます。
「1万円以下のイヤホンは初めて」「通話にも使いたい」なら最高の選択肢
もしあなたが、これから本格的なワイヤレスイヤホンを使い始めたいと考えているなら、Edifier X5 Proは最初の1台として非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。
特に、音楽鑑賞だけでなく、通勤・通学中のオンライン授業や、仕事でのWeb会議など、マイクを使う機会が多い方にとっては、そのクリアな通話品質が大きなアドバンテージになります。
弱点も理解した上で選べば、長く使える頼もしいパートナーになるはずです。
最終的な購入判断のポイントとおすすめできるユーザー層
最終的にEdifier X5 Proがあなたに合っているか、以下のポイントで判断してみてください。
- 予算は5,000円前後か?
- 最優先するのは音質か、ANC性能か?(音質重視なら◎)
- Web会議や通話でマイクをよく使うか?(よく使うなら◎)
- マルチポイント接続は絶対に必要か?(不要なら◎)
これらの問いに対して「はい」が多く当てはまる方にとって、Edifier X5 Proは現在考えられる中で最もコストパフォーマンスに優れた選択肢の一つであると結論付けられます。
- Edifier X5 Proは5,000円前後でANCを搭載した高コストパフォーマンス機である
- 音質は価格を大きく上回るクリアなサウンドが特徴で、特にボーカルが聴きやすい
- ANC性能はマイルドだが、電車内や室内での騒音低減効果は十分に実感できる
- AI通話ノイズキャンセリング機能付きマイクが非常に優秀で、Web会議にも最適
- IP55の防水防塵性能を備え、運動時の汗や急な雨でも安心して使用可能
- 専用アプリ「Edifier ConneX」でモード切替や操作のカスタマイズができる
- 競合のQCY製品と比べ、音質面で優位性を持つ
- 注意点として、マルチポイント接続や高音質コーデック(aptX, LDAC)には非対応
- アプリのイコライザーはプリセットのみで、自由なカスタマイズはできない
- 強力なANC性能や高音質コーデックを求めるユーザー以外には、広くおすすめできる製品である
