Microsoftが放つSurfaceシリーズの中でも、独自の道を歩むARMベースプロセッサ搭載モデル。
その最新版が「Surface Pro 9 with 5G」、通称SQ3モデルです。
Intel版とは異なる特徴を持つため、「実際のところ使い勝手はどうなのか?」「どんな人に向いているのか?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、「Surface Pro 9 SQ3」モデルに焦点を当て、その特徴やスペック、実際の性能を示すベンチマーク結果から、購入前に知っておくべき注意点、そして世間の評判・口コミまで、網羅的にレビュー・解説します。
あなたの使い方に本当にマッチする一台なのか、この記事を最後まで読めば、きっと明確な答えが見つかるはずです。
Surface Pro 9 SQ3のレビュー解説!基本性能と特徴
Surface Pro 9 SQ3の主な特徴
Surface Pro 9 SQ3モデルの最大の特徴は、MicrosoftがQualcommと共同開発したARMベースのプロセッサ「Microsoft SQ3」を搭載している点です。
これにより、従来のIntel製CPUを搭載したモデルとは一線を画す、いくつかの際立った利点が生まれています。
具体的には、スマートフォンが持つ利便性をPCに持ち込んだような、「常時接続性」と「省電力性」が挙げられます。
5Gモバイル通信に対応し、Wi-Fi環境がない場所でも単体で高速なインターネット接続が可能です。
また、プロセッサ自体の消費電力が少ないため、長時間のバッテリー駆動を実現しています。
さらに、発熱が少ない特性から冷却ファンを必要としない「ファンレス設計」となっており、図書館のような静かな場所でも動作音を気にすることなく作業に集中できます。
加えて、AI処理に特化したNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)を内蔵しており、Web会議などで映像や音声をクリアにする独自の機能「Windows Studio Effects」を利用できるのも、このモデルならではの大きな魅力と言えるでしょう。
5G対応とファンレス設計の利便性
このモデルが持つ「5G対応」と「ファンレス設計」は、利用者のワークスタイルを大きく変える可能性を秘めています。
まず5G対応の利便性は、場所に縛られない自由な働き方を実現する点で非常に強力です。
例えば、外出先で急な作業が発生した際に、カフェのWi-Fiを探したり、スマートフォンのテザリングでバッテリー残量を気にしたりする必要がありません。
PCを開けば、そこがもうオフィスになる。
この「いつでも、どこでも」インターネットに繋がる安心感は、特に移動の多いビジネスパーソンやノマドワーカーにとって、計り知れないメリットとなります。
一方でファンレス設計は、静粛性が求められる環境での利用において絶大な効果を発揮します。
大学の講義中や図書館、静かなカフェなど、従来のノートPCではファンの回転音が気になってしまう場面でも、Surface Pro 9 SQ3モデルなら完全に無音で動作します。
思考を中断されることなく、作業に没頭できる環境を提供してくれるでしょう。
ただし、ファンがないということは、高負荷な作業が続くと本体の放熱が追い付かず、パフォーマンスが一時的に低下する「サーマルスロットリング」が発生する可能性も示唆しています。
この点は、自身の主な用途と照らし合わせて考慮すべきポイントです。
Surface Pro 9 SQ3のスペックを解説
Surface Pro 9 SQ3モデルの購入を検討する上で、その詳細なスペックを把握しておくことは不可欠です。
特に、一般的なIntel版とは異なる部分が多いため、注意深く確認する必要があります。
以下に、SQ3モデルの主要なスペックと、比較対象としてIntel版のスペックを表にまとめました。
スペック項目 | Surface Pro 9 (SQ3/5Gモデル) | Surface Pro 9 (Intel/Wi-Fiモデル) | 備考 |
プロセッサ | Microsoft SQ3 (NPU搭載) | 第12世代 Intel Core i5 / i7 | アーキテクチャが根本的に異なる |
グラフィックス | Microsoft SQ3 Adreno 8CX Gen 3 | Intel Iris Xe Graphics | 3D性能はIntel版が優位 |
メモリ | 8GB / 16GB (LPDDR4x) | 8GB / 16GB / 32GB (LPDDR5) | メモリの規格が異なる |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB (リムーバブルSSD) | 128GB~1TB (リムーバブルSSD) | 選択肢はIntel版が豊富 |
ディスプレイ | 13インチ PixelSense Flow (2880×1920) | 13インチ PixelSense Flow (2880×1920) | 基本的に同等 |
ポート | USB-C 3.2 ×2, Surface Connect, nanoSIM | Thunderbolt 4 (USB-C) ×2, Surface Connect | SQ3版はThunderbolt非対応 |
ワイヤレス | Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.1, 5G (Sub6), GPS | Wi-Fi 6E, Bluetooth 5.1 | モバイル通信の有無が最大の違い |
バッテリー駆動時間 | 最大19時間 | 最大15.5時間 | 省電力性の差が顕著 |
本体重量 | 約878g | 約879g | 重量に大きな差はない |
その他 | ファンレス設計, Windows Studio Effects | 冷却ファン搭載 |
注意すべきスペックの違い
この表から分かる通り、SQ3モデルはいくつかの重要な点でIntel版と異なります。
第一に、メモリの規格がLPDDR5のIntel版に対して、LPDDR4xとなっています。
これにより、メモリの転送速度ではIntel版に劣る可能性があります。
第二に、USB-CポートがThunderbolt 4に対応していません。
Thunderbolt 4は高速なデータ転送や複数の4Kモニター出力が可能な規格であり、これが使えない点は、高度な拡張性を求めるユーザーにとってはデメリットとなり得ます。
第三に、日本国内でのモデル構成が非常に限定的である点も挙げられます。
多くのレビュー時点ではメモリ8GB・ストレージ256GBのプラチナカラー1種類のみとなっており、より高いスペックを求めるユーザーの選択肢がありません。
これらのスペックの違いを理解した上で、自身の用途に合致するかどうかを判断することが重要です。
Surface Pro 9 SQ3のベンチマーク結果
Surface Pro 9 SQ3モデルの実際の性能を客観的に評価するために、ベンチマークスコアを見ていきましょう。
ベンチマークは、PCの処理能力を数値化するテストであり、他のPCと比較する際の重要な指標となります。
ただし、SQ3モデルのベンチマーク結果を解釈する際には、一つ大きな注意点があります。
それは、多くのベンチマークソフトがIntelなどのx64アーキテクチャ向けに作られているため、ARMアーキテクチャであるSQ3上で動作させる際は「エミュレーション」という翻訳作業を介しているという点です。
この翻訳処理にはオーバーヘッド(余分な負荷)がかかるため、本来の性能を完全には発揮できていない可能性があります。
CINEBENCH R23
CPUの純粋な計算能力を測るCINEBENCH R23では、複数のレビューサイトで以下のような傾向が見られます。
- マルチコア性能: Intel版のCore i5モデルの半分程度のスコアになることが多いです。これは、コア数や動作周波数の違い、そして前述のエミュレーションによる影響が大きいと考えられます。
- シングルコア性能: マルチコアほどの差は開きませんが、それでもIntel版に及ばない結果となります。
この結果から、動画のエンコードや高度な計算処理といった、CPUパワーを長時間にわたって要求する作業には向いていないことが分かります。
Geekbench 5
クロスプラットフォームでCPU性能を比較できるGeekbench 5では、旧モデルであるSurface Pro X (SQ2)と比較して、シングルコアで約40%、マルチコアで約85%と、大幅な性能向上が確認されています。
これは、SQ3プロセッサ自体の進化を明確に示しています。
しかし、同世代のIntel版Surface Pro 9と比較すると、やはり見劣りしてしまいます。
興味深い点として、マルチコア性能においては、一世代前のSurface Pro 8(Core i7モデル)とほぼ同等のスコアを記録したレビューもあり、エミュレーション下でもコア数の多さが貢献していることが伺えます。
総合的な性能評価
これらのベンチマーク結果を総合すると、Surface Pro 9 SQ3モデルの性能は「Webブラウジング、Officeソフトでのドキュメント作成、動画視聴といった日常的な軽作業であれば十分快適にこなせるレベル」と評価できます。
しかし、プロ向けのクリエイティブソフトの使用、PCゲーム、仮想環境の構築といった高いパフォーマンスを要求される用途には不向きです。
あくまで「モバイル通信と長時間バッテリーを活かした軽快な作業」に特化したマシンと理解するのが正しいでしょう。
Surface Pro 9 SQ3レビュー解説!購入前のポイント
Surface Pro 9 SQ3のおすすめな点
Surface Pro 9 SQ3モデルは、特定の用途においては他のPCでは得られない独自のメリットを提供します。
購入を後押しする、その魅力的なポイントを具体的に見ていきましょう。
スマートフォン感覚の常時接続性
最大の利点は、やはり5G通信に対応していることです。
Wi-Fiの有無を気にすることなく、PCを開けばすぐにインターネットに接続できる環境は、一度体験すると元には戻れないほどの快適さをもたらします。
スマートフォンのテザリング機能をオンにする手間や、接続の不安定さ、スマートフォンのバッテリー消費といった煩わしさから解放されます。
外出先での作業効率を劇的に向上させる、強力な武器となるでしょう。
圧倒的なバッテリー駆動時間
ARMベースのSQ3プロセッサは、その省電力性が大きな特徴です。
メーカー公称値で最大19時間というバッテリー駆動時間は、Intel版の最大15.5時間を大きく上回ります。
実際の使用状況では公称値通りとはいかないものの、多くのレビューで「Intel版よりも明らかに長く使える」と評価されています。
電源の取れない場所で長時間作業する必要がある場合や、ACアダプターを持ち歩きたくないユーザーにとって、このバッテリー性能は非常に心強い味方です。
NPUによるWeb会議の強化
SQ3プロセッサに内蔵されたAI処理ユニット「NPU」は、「Windows Studio Effects」という便利な機能を実現します。
これは、主にオンライン会議の品質を向上させるための機能群です。
- 自動フレーミング: カメラが発言者を自動で追尾し、常に画面の中央に映るように調整します。
- 背景のぼかし: PC本体への負荷を少なく抑えながら、自然な背景ぼかしが可能です。
- アイコンタクト: 目線がカメラから外れていても、AIがカメラ目線に補正してくれます。
- 音声フォーカス: 周囲の雑音をカットし、自分の声だけをクリアに相手に届けます。
これらの機能は、ソフトウェア側でも実現可能なものがありますが、NPUという専用ハードウェアで処理することで、PCのメインCPUに負荷をかけることなく、よりスムーズかつ省電力で実行できるのが強みです。
静かで快適な作業環境
前述の通り、このモデルはファンレス設計です。
そのため、高負荷な作業時でも動作音は一切発生しません。
静かな環境での集中力を妨げられることがなく、ストレスフリーな作業が可能です。
PCから発せられるノイズに敏感な方にとっては、大きなメリットと感じられるでしょう。
Surface Pro 9 SQ3の注意点
魅力的な特徴を持つ一方で、Surface Pro 9 SQ3モデルには購入前に必ず理解しておくべき注意点やデメリットが存在します。
これらを把握せずに購入すると、「こんなはずではなかった」と後悔に繋がりかねません。
Intelモデルより劣るパフォーマンス
ベンチマークのセクションでも触れましたが、純粋な処理性能では同世代のIntel版に劣ります。
特に、動画編集、RAW現像、プログラミングのコンパイル、大規模なデータ処理など、CPUパワーを要求する作業をメインで行う場合、動作のもたつきや処理時間の長さにストレスを感じる可能性があります。
あくまで、WebブラウジングやOfficeスイートの利用といった、比較的負荷の軽い作業を主眼に置いたPCであることを念頭に置く必要があります。
限定的なモデル構成と価格設定
日本国内の一般消費者向けモデルは、多くのレビュー時点で「メモリ8GB・ストレージ256GB・プラチナカラー」の1種類に限定されています。
「メモリを16GBにしたい」「もっと大容量のストレージが欲しい」といったカスタマイズの自由度がありません。
さらに、価格設定もIntel版の同等スペック(メモリ8GB/ストレージ256GB)のモデルと比較して、数万円ほど高価です。
この価格差は、5GモデムやSQ3プロセッサのコストが反映されたものですが、性能面でのビハインドを考えると、割高に感じるユーザーも少なくないでしょう。
ポート類の制約とイヤホンジャック廃止
搭載されているポートは、USB-C 3.2が2つと充電用のSurface Connectポートのみです。
Intel版が対応している高速なThunderbolt 4規格には非対応なため、高性能なドッキングステーションや外付けGPUといった周辺機器の能力を最大限に活かすことはできません。
また、USB-AやHDMI、SDカードリーダーといった従来のポートは搭載しておらず、これらの機器を接続するには別途変換アダプターやハブが必要になります。
さらに、Surface Pro 8までは搭載されていた3.5mmイヤホンジャックも廃止されました。
有線のイヤホンやヘッドセットを利用するには、USB-Cからの変換アダプターが必須となる点も注意が必要です。
アプリの互換性と動作しないソフト
Surface Pro 9 SQ3モデルを検討する上で、最も重要かつ慎重に確認すべき項目が、この「アプリケーションの互換性」です。
この問題を理解しないまま購入すると、使いたいソフトが動かないという致命的な事態に陥る可能性があります。
なぜ互換性の問題が起こるのか?
原因は、プロセッサのアーキテクチャ(設計思想)の違いにあります。
世の中の多くのWindowsアプリケーションは、IntelやAMDのCPUで採用されている「x86/x64」というアーキテクチャを前提に開発されています。
一方、SQ3はスマートフォンなどで広く使われている「ARM」というアーキテクチャをベースにしています。
設計思想が根本的に異なるため、x64向けに作られたアプリをそのままARM上で動かすことはできません。
そこでWindows 11 on ARMでは、「エミュレーション」という仕組みを用いています。
これは、x64の命令をリアルタイムでARMの命令に翻訳しながらプログラムを実行する技術です。
このエミュレーション技術の向上により、多くの64bitアプリも動作するようにはなりましたが、完璧ではありません。
動作しない、または不安定なアプリの例
複数のレビュー記事で、以下のようなアプリケーションで問題が報告されています。
- Adobe系のクリエイティブソフト: PhotoshopやLightroomはARMネイティブ版が登場しつつありますが、Premiere ProやAfter Effectsなどの動画編集ソフトは、そもそもインストールできない、あるいは非常に動作が不安定であると報告されています。
- 一部のPCゲーム: 特に、高度なグラフィック処理や、チート対策などでシステム深くに介入するタイプのゲームは動作しないことが多いです。
- 専門的なソフトウェア: CADソフトや仮想化ソフト、一部の開発環境など、特定のハードウェア機能に依存するものは互換性の問題が発生しやすい傾向にあります。
- 古い周辺機器のドライバー: プリンターやスキャナーなど、古い周辺機器のドライバーがARM版Windowsに対応しておらず、使用できないケースがあります。
- ATOKなどの日本語入力システム: システムに深く関わるタイプのソフトウェアは、正常に動作しないことがあります。
購入前の確認が必須
このように、SQ3モデルは「すべてのWindowsアプリが当たり前に動くPC」ではないのです。
購入してから後悔しないためには、自分が普段使っている、あるいはこれから使いたいと考えているアプリケーションが、ARM版Windows上で問題なく動作するかを、ソフトウェア開発元の公式サイトなどで事前に必ず確認することが極めて重要です。
もし、少しでも互換性に不安がある場合や、様々なフリーソフトなどを試してみたいという使い方をするのであれば、素直にIntel版のSurface Pro 9を選択することをお勧めします。
Surface Pro 9 SQ3の評判・口コミ
Surface Pro 9 SQ3モデルが、実際のユーザーからどのように評価されているのか、複数のレビュー記事に見られる評判や口コミをまとめて紹介します。
良い評価と厳しい評価の両方を知ることで、製品の立ち位置をより客観的に理解できるでしょう。
肯定的な評判・口コミ
このモデルを高く評価しているユーザーは、その独自のメリットを最大限に活かせる使い方をしている傾向があります。
- 「外回りの多いビジネスマンに最適」: やはり、5Gによる常時接続性と長いバッテリー駆動時間は高く評価されています。客先でのプレゼンや移動中のメールチェックなど、場所を選ばずにスムーズに作業できる点が支持されています。
- 「Webサービス中心なら全く問題ない」: 主な作業がブラウザ上で完結するユーザーからは、性能不足を感じることなく、むしろファンレスの静音性や軽快さを評価する声が多く見られます。
- 「タブレットとしての完成度が高い」: 薄型軽量の筐体、ペン入力のしやすさ、キックスタンドの利便性など、2-in-1デバイスとしての基本性能を評価する声も根強いです。特に、資料に赤入れをしたり、電子書籍を読んだりといった用途ではIntel版との差を感じにくいようです。
- 「iPad Proより良い選択肢」: Windows OSが動作することで、ファイル管理のしやすさやOfficeソフトとの親和性を評価し、タブレットでありながらPCとしても使える点をiPad Proと比較して優位と捉える意見もありました。
否定的な・慎重な評判・口コミ
一方で、厳しい評価や注意を促す声も少なくありません。その多くは、やはりパフォーマンスとアプリの互換性に集中しています。
- 「メインPCとしては力不足」: 動かないアプリの存在や、高負荷作業時のパフォーマンス不足から、これ一台ですべてをこなすメインマシンとして使うのは難しいという意見が多数を占めます。
- 「価格が割高に感じる」: Intel版よりも高価であるにも関わらず、性能面で劣る部分があるため、コストパフォーマンスを疑問視する声は少なくありません。
- 「使う人を選ぶ特殊な端末」: 「万人におすすめできるデバイスではない」「レビューを見て買うのではなく、明確な目的を持って指名買いするべき製品」といった、そのニッチな特性を指摘する総評が目立ちます。
総評
これらの評判・口コミを総合すると、Surface Pro 9 SQ3モデルは「明確な目的を持ったユーザーのための、特化型モバイルデバイス」と言えるでしょう。
アプリケーションの互換性を自身で確認でき、常時接続性とバッテリーライフを何よりも重視するならば、これ以上ない最高のパートナーとなり得ます。
しかし、一般的なPCと同じような感覚で様々なソフトを使いたい、あるいはコストパフォーマンスを重視するという方には、Intel版のSurface Pro 9や、他のノートPCを検討することをお勧めします。
まとめ:Surface Pro 9 SQ3 レビュー解説で見えた真価
- Surface Pro 9 SQ3モデルはARMベースの独自プロセッサを搭載する
- 最大の特徴は5Gによる常時接続性と最大19時間の長時間バッテリーである
- 冷却ファンがないファンレス設計のため動作音がなく非常に静かである
- NPUを搭載しWeb会議を快適にするWindows Studio Effectsが利用可能だ
- 性能はIntel版より劣り、Web閲覧やOfficeなどの軽作業向けである
- 一部のWindowsアプリやゲーム、専門ソフトは動作しない互換性の問題がある
- 購入前に使用したいアプリがARM版Windowsに対応しているか確認が必須だ
- USB-CポートはThunderbolt 4に非対応で、イヤホンジャックも廃止された
- 国内モデルは構成の選択肢が少なく、Intel版より価格は割高である
- 用途が合致すれば最高のモバイルPCだが、万人向けではない特殊な端末である