QIDI PLUS4は、業務用レベルの高性能な機能を備えながらも、比較的手頃な価格で提供されていることで注目を集めている3Dプリンターです。
ABSやPC(ポリカーボネート)といった反りやすい素材も安定して造形できるアクティブチャンバー加熱機能や、スーパーエンジニアリングプラスチックまで扱える高温ノズルなど、そのスペックは従来の家庭用プリンターの常識を覆すものかもしれません。
しかし、実際に購入を検討するとなると、「具体的な特徴は?」「自分の用途に合うスペックなのか?」「価格はいくらで、どこで買うのがお得?」「実際のユーザーからの評判や注意点は?」など、多くの疑問が浮かぶことでしょう。
この記事では、QIDI PLUS4のレビューやスペック、価格情報などを網羅的に解説し、あなたが購入前に知りたい情報をすべてお届けします。
この記事を読めば、QIDI PLUS4があなたの求める3Dプリンターなのか、明確な答えが見つかるはずです。
QIDI PLUS4の性能レビューを徹底解説
QIDI PLUS4の注目すべき特徴
QIDI PLUS4は、単なる家庭用3Dプリンターの枠を超え、業務用に匹敵する多彩な特徴を備えています。
これらの機能は、造形の安定性、対応素材の多様性、そしてユーザーの利便性を大きく向上させるものです。
主な特徴として、以下の点が挙げられます。
第二世代アクティブチャンバー加熱機能
QIDI PLUS4の最も優れた特徴の一つが、この第二世代アクティブチャンバー加熱機能です。
庫内を最大65℃まで均一に加熱し、その温度を維持することができます。
特にABSやASA、PCといった、温度変化に敏感で反りや層間剥離を起こしやすいフィラメントを使用する際に、この機能は絶大な効果を発揮します。
400Wの高効率ヒーターと庫内の空気循環システムにより、大きな造形物でも端から端まで安定した温度環境を提供し、失敗のリスクを大幅に低減させます。
最大370℃の高温対応ホットエンド
このプリンターは、最大370℃まで加熱可能なホットエンドを搭載しています。
この高い温度性能により、PLAやPETGといった一般的な素材はもちろんのこと、PA-CF(カーボンファイバー強化ナイロン)や、さらにはPPS-CF(炭素繊維強化ポリフェニレンサルファイド)のような「スーパーエンジニアリングプラスチック」と呼ばれる高性能素材の印刷も可能になります。
また、ノズルは耐摩耗性に優れたバイメタルノズルが採用されており、カーボンファイバーやガラス繊維が含まれた硬いフィラメントを使用しても、ノズルの摩耗を気にすることなく長期間安定して使用できます。
安定性を高める堅牢なハードウェア
QIDI PLUS4は、印刷品質の根幹を支えるハードウェアにも妥協がありません。
Z軸には独立したデュアルモータードライブを採用し、プラットフォームの自動傾斜補正を行います。
これにより、ベッドレベリングの精度が飛躍的に向上しました。
また、ヒートベッドには一般的な3mm厚ではなく、6mm厚のソリッドなアルミプレートを使用。
これにより熱分布がより均一になり、ベッドの歪みを最小限に抑えます。
これらの堅牢な構造が、高速印刷時でも安定した高精度な造形を実現するのです。
ユーザーの利便性を追求した機能
日々の使い勝手を向上させるための細やかな機能も充実しています。
フィラメントを自動で切断する「フィラメントカッター」や、ノズル先端を綺麗に保つ「ノズル自動清掃機能」は、フィラメント交換やメンテナンスの手間を軽減します。
さらに、フィラメント切れだけでなく、フィラメントの「絡まり」を検出するセンサーも搭載。
長時間の印刷を放置して、戻ってきたらスパゲッティ状の塊ができていた、という悲劇を防いでくれます。
将来的なマルチカラー対応
QIDI PLUS4は、将来的にマルチカラー印刷に対応する拡張性を持っています。
別売りの自動供給装置「QIDI BOX」を接続することで、複数の色や素材を自動で切り替えながらの印刷が可能になる予定です。
これにより、創作の幅がさらに広がり、より複雑で表現力豊かな作品作りが楽しめるようになります。
QIDI PLUS4の公式スペック一覧
QIDI PLUS4の性能を理解するためには、その具体的なスペックを確認することが不可欠です。
ここでは、QIDI PLUS4の公式スペックを、比較対象として旧モデルの「X-Plus 3」や「Q1 Pro」と並べて表にまとめました。
この表を見れば、QIDI PLUS4がどの点で進化しているのか一目瞭然です。
項目 | QIDI Plus 4 | QIDI X-Plus 3 | QIDI Q1 Pro |
---|---|---|---|
プリントサイズ (W×D×H) | 305×305×280 mm | 280×280×270 mm | 245×245×240 mm |
プリンタ寸法 (W×D×H) | 505×487×550 mm | 511×527×529 mm | 477×467×489 mm |
重量 | 27 kg | 19.5 kg | 17 kg |
XY構造 | CoreXY | CoreXY | CoreXY |
最大速度 | 600 mm/s | 600 mm/s | 600 mm/s |
最大加速度 | 20,000 mm/s² | 20,000 mm/s² | 20,000 mm/s² |
最大ノズル温度 | ≤ 370℃ | ≤ 350℃ | ≤ 350℃ |
最大ベッド温度 | ≤ 120℃ | ≤ 120℃ | ≤ 120℃ |
チャンバー温度 | 最大65℃ (第2世代) | 最大65℃ | 最大60℃ |
対応フィラメント | PLA, ABS, ASA, PC, PA, PA-CF/GF, PPS-CFなど | PLA, ABS, ASA, PETG, TPU, PA12-CFなど | PLA, ABS, ASA, PETG, TPU, PA, PCなど |
自動レベリング | ハンズフリー自動水平調整 | 自動レベリング | ハンズフリー自動水平調整 |
カメラ | 搭載 (タイムラプス対応) | なし | 搭載 (タイムラプス対応) |
マルチカラー対応 | QIDI Boxにて対応予定 | 非対応 | 非対応 |
内部ストレージ | 32GB EMMC | 8GB EMMC | 32GB EMMC |
ディスプレイ | 5インチ タッチスクリーン | 5インチ タッチスクリーン | 4.3インチ タッチスクリーン |
このスペック表から分かる通り、QIDI PLUS4は特にプリントサイズ、最大ノズル温度、そしてハードウェアの堅牢性(Z軸構造やベッドの厚みなど)において、旧モデルから大きな進化を遂げています。
特に最大ノズル温度が370℃に達したことで、扱えるフィラメントの種類が格段に増え、より専門的な用途にも対応できるようになりました。
また、カメラの標準搭載や将来的なマルチカラー対応など、現代の3Dプリンターに求められる機能もしっかりと押さえています。
QIDI PLUS4の広大な造形サイズ
QIDI PLUS4が持つ大きなアドバンテージの一つは、その広大な造形サイズです。
305×305×280mmというビルドボリュームは、一般的な家庭用3Dプリンター、特に密閉型筐体を持つモデルの中ではトップクラスの広さを誇ります。
このサイズがもたらすメリットは多岐にわたります。
まず、これまで分割して印刷し、後から接着する必要があったような大きなモデル、例えばコスプレ用のヘルメットや建築模型などを、一度で造形することが可能になります。
これにより、後処理の手間が省けるだけでなく、パーツの継ぎ目がなくなるため、強度と見た目の美しさが向上します。
次に、生産性の向上です。
小さな部品を多数製作する場合、この広いビルドプレート上に数十個のパーツを並べて、一度の印刷ジョブで完了させることができます。
これは、試作品を複数パターン同時に作ったり、小ロット生産を行ったりする際に、大幅な時間短縮と効率化につながります。
例えば、競合製品であるBambu Labの標準的なモデルが256×256×256mmの造形サイズであることを考えると、QIDI PLUS4の305mm四方というエリアがいかに広いかがお分かりいただけるでしょう。
この「あと少し大きければ…」という場面で応えてくれる余裕のあるサイズは、趣味の幅を広げるだけでなく、ビジネス用途での活用も視野に入れることができる、強力な武器となります。
QIDI PLUS4の最大印刷速度は?
QIDI PLUS4は、最大印刷速度600mm/s、最大加速度20,000mm/s²という驚異的なスピード性能を公称しています。
これは、近年の高速3Dプリンターのトレンドを牽引するスペックであり、従来のプリンターと比較して印刷時間を劇的に短縮する可能性を秘めています。
この高速印刷を実現している背景には、いくつかの技術的要素があります。
一つは、XY軸の駆動方式に「CoreXY構造」を採用している点です。
この構造は、モーターをフレームに固定することでプリントヘッドを軽量化でき、高速かつ精密な動きを得意とします。
もう一つは、オープンソースのファームウェア「Klipper」を搭載していることです。
Klipperは、高度な演算処理によってプリンターの動作を最適化し、高速印刷時でも品質を維持する制御を可能にします。
特に、「入力シェーピング(Input Shaping)」と呼ばれる共振補正機能は、高速でヘッドが動く際に発生しがちな「リンギング」という波紋のような跡を抑制し、シャープで美しい造形を実現します。
ただし、注意点として、常に最大速度の600mm/sで印刷できるわけではありません。
実際の印刷速度は、使用するフィラメントの種類、モデルの形状の複雑さ、そして求める品質によって調整する必要があります。
例えば、複雑な形状のモデルや、高い精度が求められる部品を印刷する場合は、速度を落としてじっくり造形する方が良い結果を得られます。
とはいえ、単純な形状のモデルや、プロトタイピングで素早く形状を確認したい場合など、この高速性能が大きなアドバンテージとなる場面は数多く存在します。
これまで一日がかりだった印刷が数時間で完了する体験は、3Dプリントの常識を覆すほどのインパクトがあるでしょう。
QIDI PLUS4の購入レビューから分かる点を解説
QIDI PLUS4の気になる価格情報
QIDI PLUS4は、その高い性能からは想像しにくい、非常に戦略的な価格設定がなされています。
業務用レベルの機能を多数搭載していながら、主な販売価格帯は11万円から14万円前後となっており、優れたコストパフォーマンスが大きな魅力です。
購入先によって価格やサービス内容が異なるため、それぞれの特徴を理解して選ぶことが重要です。
QIDI TECH公式サイト
最も安価に購入できる可能性が高いのが、QIDI TECHの公式サイトです。
セールやクーポンが頻繁に提供されており、タイミングが合えば11万円台で入手することも可能です。
レビューによれば、公式サイトからの購入でも国内倉庫から発送されるため、3日から5日程度で到着するようです。
コストを最優先に考えるのであれば、公式サイトが第一の選択肢となるでしょう。
Amazon
一方、Amazonでも購入が可能です。
2024年7月時点では、139,999円で販売されており、15,000円OFFのクーポンが適用される場合もあります。
公式サイトに比べるとやや割高になる傾向がありますが、Amazonプライム会員であれば迅速な配送が期待でき、万が一の初期不良などに対する返品・交換対応がスムーズであるという大きなメリットがあります。
すぐに手に入れて使い始めたい方や、購入後の安心感を重視する方にとっては、Amazonでの購入が適しています。
価格の比較
この価格帯は、競合製品と比較するとその魅力が一層際立ちます。
例えば、同様に加熱チャンバーや高性能素材への対応を謳うBambu Labのハイエンドモデル「X1E」は実勢価格が40万円を超えるなど、プロ向けの価格設定です。
QIDI PLUS4は、それに匹敵する機能を持ちながら、個人でも十分に手が届く価格を実現している点で、市場において非常にユニークなポジションを確立しています。
レビューから見るQIDI PLUS4のおすすめな点
実際にQIDI PLUS4を使用したユーザーからのレビューを分析すると、多くの称賛の声が上がっており、特に以下の点が強く推奨されています。
圧倒的な造形品質と安定性
多くのレビュワーが絶賛しているのが、その造形品質の高さです。
特に、完璧に近いと評されるファーストレイヤーの定着性と、大型モデルでも反りや層間剥離をほとんど起こさない安定性は、高く評価されています。
これは、前述したアクティブチャンバー加熱機能と堅牢なハードウェア設計の賜物です。
これまでABSやPCといったエンジニアリングプラスチックの扱いに苦労してきたユーザーにとって、QIDI PLUS4は「印刷ボタンを押せば、あとは安心して任せられる」という体験を提供してくれます。
幅広いフィラメントへの対応力
370℃まで上がる高温ノズルと加熱チャンバーの組み合わせにより、扱える素材の幅広さも大きな魅力です。
一般的なPLAやPETGはもちろん、強度や耐熱性が求められるABS、ASA、PC、PA(ナイロン)、さらにはカーボンファイバーやガラス繊維で強化された複合材、果てはスーパーエンプラであるPPS-CFまで、これ一台で対応可能です。
「この素材を試してみたい」という探求心に応えてくれる懐の深さは、中級者から上級者にとって非常に満足度の高いポイントとなっています。
優れたコストパフォーマンス
これだけの高性能・高機能を備えながら、10万円台前半から購入できるというコストパフォーマンスの高さは、ほぼ全てのレビューで言及されている最大の美点です。
「業務用レベルのプリンターがこの価格で手に入るのは驚異的」「古いプリンターを順次これに入れ替えたい」といった声も多く、個人用途だけでなく、スモールビジネスや教育機関での複数台導入も現実的な選択肢となります。
ユーザーフレンドリーな設計
組み立て不要で、箱から出して簡単なセットアップを済ませればすぐに印刷を開始できる点も好評です。
完全自動化されたベッドレベリングや、フィラメントのロード・アンロードを補助する機能など、煩雑な手作業を極力排除しようという設計思想が感じられます。
これにより、3Dプリンター初心者であっても、比較的スムーズに高品質な造形体験を始めることが可能です。
押さえておきたいQIDI PLUS4の注意点
多くのメリットを持つQIDI PLUS4ですが、その一方で、購入前に理解しておくべきいくつかの注意点もレビューから見えてきます。
これらを把握しておくことで、購入後の「こんなはずではなかった」というギャップを防ぐことができます。
本体サイズと重量
最も多くのユーザーが指摘する注意点が、その大きさと重さです。
本体寸法は幅・奥行き・高さがそれぞれ約50cm、重量は約27kgにもなります。
これは一般的なデスクに気軽に置けるサイズではなく、設置には専用の頑丈な台や十分なスペースを確保する必要があります。
また、開梱や設置の際には、一人での作業は困難かつ危険を伴うため、必ず二人以上で行うことが推奨されます。
ソフトウェアとUIの細かな課題
ハードウェアの完成度が高い一方で、ソフトウェアやユーザーインターフェース(UI)にはまだ改善の余地があるという指摘が見られます。
例えば、タッチスクリーンのUIにおける日本語訳が一部不自然であったり、印刷ファイルのサムネイル表示に時間がかかったりする点です。
また、セットアップウィザードが途中で終了してしまい、その後のキャリブレーションを手動で行う必要があるなど、初心者には少し戸惑う部分もあるかもしれません。
これらの多くは今後のファームウェアアップデートで改善されることが期待されますが、現時点での課題として認識しておく必要があります。
動作音と換気対策
QIDI PLUS4は高速で動作するため、相応の動作音が発生します。
レビューによれば、ドアを閉めた状態でも60dB前後の音量となり、静かな環境を求めるユーザーには気になるレベルかもしれません。
夜間の稼働などを考える場合は、さらにエンクロージャーで覆うなどの防音対策が必要になる場合があります。
また、ABSやASAなどのフィラメントを印刷する際には、特有の臭いと共に有害な揮発性有機化合物(VOC)が発生する懸念があります。
本体には活性炭フィルターが搭載されていますが、安全のためにも、十分な換気ができる部屋に設置するか、別途排気システムを構築することが強く推奨されます。
細かな初期不良の報告
一部のレビューでは、初期ロット特有の問題や、部品の欠品といった初期不良に関する報告が散見されます。
例えば、チャンバーヒーターの制御リレーに関する問題(現在は対策済み)や、ファンの不具合などです。
ただし、これらの問題に対して、QIDIのカスタマーサポートは迅速かつ丁寧に対応してくれるという評価も同時に多く見られます。
購入後は速やかに一通りの動作確認を行い、何か問題があればすぐにサポートに連絡することが重要です。
QIDI PLUS4の評判・口コミまとめ
QIDI PLUS4に関する評判や口コミを総合すると、「いくつかの注意点はあるものの、それを補って余りある性能とコストパフォーマンスを備えた、非常に魅力的な3Dプリンター」という評価に集約されます。
ユーザー層によって評価のポイントは異なりますが、総じてポジティブな意見が大多数を占めています。
高く評価されている点
- 印刷品質と安定性:「データを入れてそのまま印刷するだけで、驚くほど綺麗な造形物ができる」「ABSの大型造形でも反りによる失敗が今のところ一度もない」など、特に高強度フィラメントの安定した印刷能力は絶賛されています。
- コストパフォーマンス:「工業グレードの機能がこの価格で手に入るのは革命的」「Bambu Labの最上位機種に匹敵する性能を3分の1以下の価格で実現している」といった、価格に対する性能の高さを評価する声が非常に多いです。
- サポート体制:「初期不良があったが、サポートの対応が迅速で丁寧だった」「メールでの問い合わせにすぐに返信があり、交換部品を送ってくれた」など、海外メーカーでありながら手厚いサポート体制を評価する口コミも目立ちます。
- 使いやすさ:「オートレベリングが簡単で、セットアップに時間がかからなかった」「フィラメントの交換が楽になった」など、初心者でも扱いやすい点を評価する声もあります。
改善を望む声や注意点として挙げられる点
- 本体の大きさ・重さ:「設置場所に困るほどの大きさと重さ」「一人での移動は無理」というのは、ほぼ共通の意見です。
- ソフトウェアの成熟度:「UIの日本語が少しおかしい」「ファームウェアのアップデートで改善してほしい点がある」など、ソフトウェア面の更なる洗練を望む声が見られます。
- 動作音:「静音性を期待してはいけない」「夜中に動かすには対策が必要」など、高速機ならではの動作音に関する指摘があります。
- 初期不良のリスク:「チャンバーヒーターに初期不良があった」「部品が足りなかった」といった報告も一部で見られますが、前述の通りサポートの良さでカバーされている側面が強いです。
これらの評判・口コミから、QIDI PLUS4は、特に「ABSやPCなどのエンジニアリングプラスチックを安定して使いたい中〜上級者」や、「コストを抑えて業務用レベルのプリンターを導入したい個人事業主やスモールビジネス」にとって、最適な選択肢の一つであると言えるでしょう。
まとめ:QIDI PLUS4のレビュー解説から分かる購入ポイント
- QIDI PLUS4は業務用レベルの性能を家庭用価格で実現した3Dプリンターである
- 最大65℃の加熱チャンバーによりABSなど反りやすい素材の造形が安定する
- 最大370℃の高温ノズルでスーパーエンプラを含む多様なフィラメントに対応
- 305×305×280mmの広大な造形サイズで大型モデルや複数生産が可能
- 最大600mm/sの高速印刷とKlipperによる共振補正で時間と品質を両立
- コストパフォーマンスが非常に高く10万円台前半から購入できる点が最大の魅力
- 本体が27kgと重く大きいため設置スペースの事前確認が必須である
- ソフトウェアのUIや日本語訳には一部改善の余地が残されている
- 高速動作に伴う音や素材によっては換気対策を講じることが推奨される
- 将来的にマルチカラー印刷に対応する拡張性を備えている