大画面テレビの購入を検討する際、REGZAの「65E350M」が候補に挙がっている方も多いのではないでしょうか。
エントリーモデルという位置づけでありながら、65インチの4K液晶という魅力的なスペックを誇ります。
しかし、「本当に画質は綺麗なのか」「価格に見合った性能なのか」「実際に使っている人の評判や口コミが知りたい」といった疑問や不安を感じるのも当然です。
この記事では、REGZA 65E350Mの購入を検討しているあなたのために、特徴やスペック、そして気になる画質や価格の妥当性について、利用者のリアルな口コミを交えながら徹底的にレビュー解説します。
上位モデルとの違いや、購入前に知っておきたい注意点まで詳しく掘り下げていくので、ぜひ最後までご覧ください。
REGZA 65E350Mレビュー解説【基本性能と画質】
まずは、REGZA 65E350Mがどのようなテレビなのか、基本的な性能や画質の核となる技術について詳しく見ていきましょう。
エントリーモデルと侮れない、その実力に迫ります。
REGZA 65E350Mの主な特徴
REGZA 65E350Mは、TVS REGZAが展開する4K液晶テレビのエントリーモデルです。
最大の特徴は、価格を抑えながらも高画質と快適な操作性を実現している点にあります。
心臓部には、上位モデルにも採用される高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR」を搭載。
これにより、地上波放送はもちろん、YouTubeやNetflixといったネット動画もノイズを抑えた高精細な映像で楽しむことが可能です。
また、画面全体にLEDを配置した「全面直下型LEDパネル」を採用することで、映像の明るい部分と暗い部分のコントラストをくっきりと描き出します。
さらに、好きなタレントやジャンルを登録しておけば、関連する録画番組やネット動画を自動でまとめてくれる「ざんまいスマートアクセス」機能も搭載しており、見たいコンテンツへ手軽にアクセスできる利便性も兼ね備えています。
シンプルながらもREGZAならではの高画質技術と使いやすさが詰まった、コストパフォーマンスに優れた一台です。
REGZA 65E350Mのスペックを解説
REGZA 65E350Mの具体的な仕様を把握することは、購入を判断する上で非常に重要です。
公式サイトの情報を基に、主要なスペックを分かりやすく表にまとめました。
項目 | 仕様 |
---|---|
画面サイズ | 65V型 |
パネル方式 | 4K液晶パネル |
画素数 | 3840×2160 [4K] |
映像処理エンジン | レグザエンジンZR |
バックライト | 全面直下型LEDパネルモジュール |
チューナー | 新4K衛星放送×2、地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2 |
HDR信号対応 | Dolby Vision, HDR10+, HDR10, HLG |
音声実用最大出力 | 20W (10W+10W) |
スピーカー | フルレンジ:2個 |
ネット動画対応 | Netflix, Hulu, Prime Video, YouTube, Disney+など |
録画機能 | 2チューナーウラ録(BS/CS・地デジ) |
HDMI®入力端子 | 4系統 (eARC/ARC対応) |
USB端子 | 2系統 (録画専用×1, AV周辺機器専用×1) |
無線LAN内蔵 | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth対応 | ● |
年間消費電力量 | 145kWh/年 |
外形寸法(スタンド含) | 幅145.3cm × 高さ89.1cm × 奥行31.8cm |
質量(スタンド含) | 16.5kg |
特筆すべきは、新4K衛星放送チューナーを含め、全てのチューナーを2基ずつ搭載している点です。
これにより、外付けUSBハードディスクを接続すれば、放送を見ながら別のチャンネルを録画する「裏番組録画」が可能です。
一部の口コミサイトではシングルチューナーとの情報も見られますが、本機はしっかりとダブルチューナーに対応しています。
REGZA 65E350Mの画質は?
REGZA 65E350Mの画質は、エントリーモデルという位置づけを超えた高い評価を得ています。
その秘密は、REGZAが長年培ってきた高画質技術にあります。
レグザエンジンZRと全面直下型LED
本機に搭載されている映像処理エンジン「レグザエンジンZR」は、地デジ放送やネット動画など、さまざまな映像コンテンツを解析し、ノイズを抑えながら高精細な映像に変換します。
特に、ネット動画特有のノイズを低減し、コントラストと精細感を向上させる「ネット動画ビューティ」機能は、YouTubeや各種配信サービスを大画面で楽しむ際に大きな効果を発揮します。
また、バックライトには画面全体にLEDを配置した「全面直下型LEDパネル」を採用。
映像の明るさに応じてLEDの光を緻密にコントロールする「グローバルディミング」技術により、輝くような白と引き締まった黒のコントラストを両立させ、奥行き感のあるリアルな映像を描き出します。
視聴環境に合わせる「おまかせオートピクチャー」
テレビを視聴する部屋の明るさは、時間帯や照明によって常に変化します。
「おまかせオートピクチャー」機能は、視聴環境をリアルタイムで検知・解析し、常にその場に最適な画質へ自動で調整してくれます。
日中の明るいリビングでも、夜に照明を落とした部屋でも、ユーザーが細かく設定を変更することなく、いつでも美しい映像を楽しめるのは非常に便利な機能です。
これらの技術により、多くのユーザーから「エントリークラスとは思えないほど画質が綺麗」「地デジもネット動画も快適」といった高い評価を得ています。
REGZA 65E350Mの価格とコスパ
REGZA 65E350Mの大きな魅力の一つが、その優れたコストパフォーマンスです。
2025年7月時点の通販サイトでは、おおむね98,000円前後で販売されています。
65インチという大画面の4K液晶テレビが10万円以下で購入できるというのは、非常に魅力的と言えるでしょう。
口コミでも「型落ちで安く手に入れられた」「この価格でこの性能なら大満足」といった声が多く、価格に対する満足度は非常に高いようです。
ただし、価格が抑えられている分、上位モデルと比較するといくつかの機能が省略されています。
例えば、スポーツなどの速い動きを滑らかに表示する「倍速機能」や、ゲーム機でより高フレームレートの映像を出力できる「4K 120Hz入力」には対応していません。
とはいえ、通常のテレビ視聴や映画鑑賞、一般的なゲームプレイにおいては十分すぎる性能を持っており、多くのユーザーにとっては価格以上の価値を感じられる製品と言えます。
大画面の4Kテレビを手頃な価格で導入したい方にとって、これ以上ない選択肢の一つです。
REGZA 65E350Mレビュー解説【評判と他機種比較】
基本性能や画質の良さがわかったところで、次に気になるのは実際に使っている人のリアルな声や、他のモデルとの違いではないでしょうか。
ここでは、ユーザーからの評判や、上位モデルとの比較を通じて、REGZA 65E350Mをさらに深く掘り下げていきます。
REGZA 65E350Mの評判・口コミ
REGZA 65E350Mは、多くの通販サイトやレビューサイトで高い評価を得ていますが、もちろん良い点ばかりではありません。
購入後に後悔しないためにも、ポジティブな意見とネガティブな意見の両方を把握しておきましょう。
高く評価されている点
- 画質の良さ: 「エントリーモデルとは思えない綺麗さ」「発色が良く、特に地デジがくっきり見える」など、価格以上の画質に満足する声が圧倒的に多いです。
- コストパフォーマンス: 「65インチの4Kがこの価格で買えるのは驚き」「セールで安く買えて満足」など、性能と価格のバランスを評価する声が多数あります。
- 動作の速さ: 「起動が速い」「リモコンの反応が良く、サクサク動く」といった、操作性の快適さを評価する意見も目立ちます。
- ネット動画機能: 「YouTubeやPrime Videoのボタンがリモコンにあって便利」「スマホとの連携が簡単」など、ネット機能の使いやすさも好評です。
注意点・不満として挙げられている点
- 音質: 「スピーカーの音が軽い」「低音が物足りない」など、内蔵スピーカーの音質に不満を持つ声が最も多く見られます。映画や音楽を迫力あるサウンドで楽しみたい場合は、サウンドバーなど外部スピーカーの追加を検討するのがおすすめです。
- 視野角: 「斜めから見ると画面が白っぽく見える」という、液晶テレビ特有の弱点を指摘する声があります。大人数で視聴する機会が多い場合は、設置場所を工夫する必要があるかもしれません。
- スタンドの安定性: 「スタンドが少しぐらつく感じがする」「地震の時が心配」といった、スタンドの安定性に言及する口コミも一部で見られます。転倒防止対策はしっかり行うと良いでしょう。
- 裏番組録画の誤解: 前述の通り、本機はダブルチューナー搭載で裏番組録画が可能ですが、一部で「できない」という誤った情報や口コミが見られます。購入を検討する際は、公式サイトの正確なスペック情報を確認することが重要です。
REGZA 65E350Mのおすすめな点
これまでのレビューや口コミを総合すると、REGZA 65E350Mは以下のような方に特におすすめできるテレビです。
- とにかくコスパ重視で大画面テレビが欲しい方
65インチの4Kテレビを10万円以下という手頃な価格で手に入れられる点は、最大の魅力です。画質や基本的な機能に妥協せず、予算を抑えたい方には最適な選択肢と言えるでしょう。 - 難しい設定は苦手で、シンプルに使いたい方
「おまかせオートピクチャー」機能により、視聴環境に合わせて常に最適な画質に自動調整してくれます。また、リモコンの操作も直感的で分かりやすく、機械の操作が苦手な方でも安心して使えます。 - 地上波放送よりもネット動画をメインで視聴する方
「ネット動画ビューティ」機能により、YouTubeや各種配信サービスを高画質で楽しめます。リモコンには主要な動画サービスへのダイレクトボタンも配置されており、アクセスも簡単です。 - 「推し活」を楽しみたい方
好きなタレントやジャンルを登録するだけで関連番組を自動で録画・表示してくれる「ざんまいスマートアクセス」は、まさに見たい番組を見逃さないための強力な機能です。推しの出演作品を余すことなくチェックしたい方にぴったりです。
65E350Mと65M550Mの違いは?
REGZAのラインナップには、E350Mの上位モデルとして「M550M」シリーズが存在します。
価格差はそれほど大きくないため、どちらを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
ここでは、主な違いを比較表にまとめました。
機能/特徴 | E350Mシリーズ | M550Mシリーズ |
---|---|---|
映像エンジン | レグザエンジンZR | レグザエンジンZR |
高画質技術 | ・地デジビューティ ・おまかせオートピクチャー | ・クラウドAI高画質テクノロジー ・ナチュラルフェイストーン ・おまかせAIピクチャー |
音声出力 | 30W (15W+15W) | 20W (10W+10W) |
音質補正 | クリア音声 | オーディオキャリブレーション |
音声操作 | 非対応 | 対応(レグザボイス) |
参考価格(65V型) | 約98,000円 | 約109,800円 |
どちらを選ぶべきか?
- E350Mがおすすめな人:
- 少しでも価格を抑えたい方
- 画質に強いこだわりはなく、一般的な視聴で満足できる方
- 音声操作は不要な方
- 内蔵スピーカーの出力を重視する方
- M550Mがおすすめな人:
- より高画質な映像を求める方(特に人の肌の質感を自然に表現したいなど)
- リモコンに向かって話すだけで操作できる「音声操作」を使いたい方
- 部屋の環境に合わせて音響を自動で最適化したい方
結論として、基本的な性能はE350Mでも十分に高く、コストパフォーマンスを最優先するならE350Mが最適です。
一方で、数万円の追加投資で、より高度な画質技術や音声操作という利便性を手に入れたいのであれば、M550Mを検討する価値は十分にあります。
ご自身の視聴スタイルや予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
REGZA 65E350Mのタイムシフトマシン機能
REGZAの代名詞ともいえる「タイムシフトマシン」機能ですが、購入を検討する上で非常に重要な注意点があります。
結論から言うと、REGZA 65E350Mは、テレビ単体ではタイムシフトマシン機能を使用できません。
タイムシフトマシンは、複数のチャンネルを常時録画し続け、放送済みの番組を過去の番組表から選んで視聴できる画期的な機能です。
この機能を利用するには、タイムシフトマシンに対応したチューナーと大容量のハードディスクが必要となり、主にREGZAの上位モデルに搭載されています。
では、E350Mでは関連機能が全く使えないのかというと、そうではありません。
本機は「タイムシフトリンク」という機能に対応しています。
これは、別売りのタイムシフトマシン対応レコーダー(レグザブルーレイなど)をLANで接続することで、本機の番組表からレコーダーに録画された過去番組を再生できるようにする連携機能です。
したがって、既にタイムシフトマシン対応レコーダーをお持ちの方や、これから導入を考えている方であれば、E350Mをその操作モニターとして活用することが可能です。
テレビ単体での機能と誤解しないよう、この点はしっかりと理解しておきましょう。
まとめ:REGZA 65E350Mレビュー解説!購入前に知るべき全て
- REGZA 65E350Mは65インチ4K液晶テレビのエントリーモデルである
- 高画質エンジン「レグザエンジンZR」と全面直下型LEDパネルを搭載している
- 画質はエントリーモデルとは思えないほど綺麗だと評判が高い
- 価格は約10万円前後で、コストパフォーマンスに非常に優れている
- ダブルチューナー搭載で、外付けHDDによる裏番組録画に対応している
- ネット動画を高画質化する機能や、各種動画配信サービスに標準で対応する
- 注意点として、内蔵スピーカーの音質は評価が低く、外部スピーカーの利用が推奨される
- スタンドの安定性や、斜めから見た際の視野角には注意が必要である
- 上位モデル「M550M」との主な違いは、より高度な画質技術と音声操作の有無である
- テレビ単体でのタイムシフトマシン機能は非搭載で、連携機能「タイムシフトリンク」のみ対応する