FPSやTPSなどの対戦ゲームで「撃ち合いに勝ちたい」「もっと滑らかな映像でプレイしたい」と考えているなら、144Hz以上のゲーミングモニターの導入が最も効果的な解決策です。
家庭用テレビや一般的なオフィス用モニター(60Hz)と比べると、その滑らかさは一目瞭然で、敵の動きを目で追いやすくなり、エイムの精度が格段に向上します。
しかし、いざ選ぼうとすると「144Hzと165Hzの違いは?」「安いモデルでも大丈夫?」「PS5にはどれがいいの?」と迷ってしまうことも少なくありません。
この記事では、初めてゲーミングモニターを購入する方に向けて、失敗しない選び方と、コスパに優れたおすすめのモデルを厳選してご紹介します。
1万円台で購入できる安いモデルから、プロも愛用する定番モデルまで幅広く比較していますので、ぜひ自分にぴったりの一台を見つけてください。
144Hzゲーミングモニターとは?60Hzとの決定的な違い
ゲーミングモニターを選ぶ上で最も重要な数値が「リフレッシュレート」です。
リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に画面を書き換える回数のことで、「Hz(ヘルツ)」という単位で表されます。
パラパラ漫画をイメージすると分かりやすいですが、1秒間の枚数が多いほど、動きは滑らかに見えます。
一般的なモニター(60Hz)との比較
一般的なテレビや事務用モニターは60Hz、つまり1秒間に60回画面を更新しています。
対して144Hzのゲーミングモニターは、1秒間に144回も画面を更新します。
これにより、敵が激しく動いても残像感が少なく、はっきりと視認できるようになります。
特にFPS(Apex Legends、VALORANTなど)や格闘ゲームのように、一瞬の判断が勝敗を分けるジャンルでは、この滑らかさが圧倒的な有利不利を生み出します。
165Hzや180Hzとの違いは?
最近の市場では、144Hzだけでなく、165Hzや180Hzに対応したモデルも標準的になりつつあります。
これらは「144Hz帯」の製品群として扱われることが多く、価格差もほとんどありません。
人間の目で144Hzと165Hzの違いを明確に見分けるのは難しいレベルですが、価格が変わらないのであれば、より数値が高い165Hzや180Hzのモデルを選んでおくと、将来PCのスペックが上がった際にも恩恵を受けられます。
PS5やSwitchには必要?
PS5は最大120Hz(120fps)の出力に対応しています。
そのため、PS5の性能をフルに発揮して「フォートナイト」や「Call of Duty」などをプレイしたい場合は、120Hz以上に対応したモニター(144HzモニターでOK)が必須となります。
一方で、Nintendo SwitchやPS4は最大60Hzまでの出力となります。
これら専用で遊ぶ場合は144Hzモニターはオーバースペックになりますが、将来的にPS5やゲーミングPCを購入する予定があるなら、先行投資として144Hzモニターを選んでおくのが賢い選択です。
失敗しないゲーミングモニターの選び方|5つのポイント
数ある商品の中から自分に合ったモニターを選ぶために、チェックすべき5つのポイントを解説します。
1. 画面サイズは24インチ前後が最適解
FPSやTPSをメインでプレイするなら、24インチ(23.8インチ〜24.5インチ)が最もおすすめです。
画面全体が視野に収まるサイズ感なので、端に映った敵の動きを見逃しにくく、目の移動距離も少なくて済むため疲れにくいというメリットがあります。
eスポーツの大会でも24インチクラスが標準採用されています。
RPGやアクションゲームで映像の迫力を重視したい場合や、動画鑑賞も兼ねたい場合は、一回り大きい27インチを選ぶと良いでしょう。
2. 解像度はフルHDを選べば間違いなし
144Hz以上の高リフレッシュレートを維持しながらゲームを快適に動かすには、PCやゲーム機への負荷を考慮する必要があります。
そのため、現在の競技シーンや一般的なゲーマーの間では「フルHD(1920×1080)」が標準的な解像度です。
画質よりも滑らかさを優先するFPSゲーマーにとって、フルHDは最もバランスの良い選択肢です。
もし27インチ以上のサイズを選び、かつグラフィック重視のRPGなどを高画質で楽しみたい場合は、ワンランク上の「WQHD(2560×1440)」も選択肢に入りますが、その分モニター価格もPCへの負荷も高くなります。
3. パネルの種類(TN・IPS・VA)を知る
液晶パネルには主に3つの種類があり、それぞれ得意分野が異なります。
- TNパネル: 応答速度が非常に速く、価格が安いのが特徴。FPSガチ勢向けですが、視野角が狭く色合いが少し白っぽく見えることがあります。
- IPSパネル: 色の発色が美しく、視野角が広いのが特徴。映像美を楽しみたい人や、普段使いもしたい人に最適です。最近は応答速度が速い「Fast IPS」も増えています。
- VAパネル: コントラスト比が高く、黒色が綺麗に表現できます。映画鑑賞やRPGに向いていますが、応答速度はやや遅めな傾向があります。
迷ったら、画質と速度のバランスが良い「IPSパネル」を選んでおけば間違いありません。
4. 応答速度は1ms以下を目安に
応答速度とは、画面の色が切り替わるのにかかる時間のことです。
この数値が小さいほど、激しい動きをした時の「残像」が少なくなります。
FPSや格闘ゲームをプレイするなら、「1ms(GtoG)」以下のモデルを選ぶのが基本です。
最近のゲーミングモニターはほとんどが1ms以下に対応していますが、購入前に念のためスペック表を確認しましょう。
5. 安いモデルでも機能は十分か確認する
「安いから性能が悪い」とは一概に言えません。
最近は1万円台〜2万円台前半でも、144Hz/165Hz駆動でIPSパネルを採用したコスパの高いモデルが増えています。
ただし、あまりに安いモデルだと、スタンドの高さ調節ができなかったり、スピーカーが内蔵されていなかったりすることがあります。
必要な機能(高さ調節、スピーカー、接続端子の数など)が揃っているかどうかも、価格と合わせてチェックしてください。
コスパ最強!1万円台〜2万円台のおすすめ144Hz/165Hzモニター
初めてゲーミングモニターを買う方や、予算を抑えたい学生の方におすすめの、コストパフォーマンス抜群なモデルを紹介します。
KOORUI 24E3|圧倒的な安さで人気急上昇
とにかく初期費用を抑えたい方におすすめなのが、KOORUIのゲーミングモニターです。
1万円台という驚きの価格設定でありながら、165HzのリフレッシュレートとIPSパネルを搭載しています。
有名メーカーと比べると機能はシンプルですが、画質や応答速度はゲームプレイに十分な水準を満たしています。
初めての1台として、あるいはサブモニターとして導入するのに最適なエントリーモデルです。
Pixio PX248 Wave|おしゃれで高性能な高コスパ機
「安くても見た目にはこだわりたい」という方には、PixioのWaveシリーズがおすすめです。
ホワイトやパステルカラーなど、ゲーミングモニターには珍しいカラーバリエーションを展開しており、デスク周りをおしゃれに統一できます。
性能面でも優秀で、最大200Hzというこの価格帯では頭一つ抜けたリフレッシュレートを実現しています。
IPSパネル採用で発色も良く、ゲームだけでなく動画視聴や作業用としても快適に使える一台です。
AOC 24G4/11|保証も手厚い定番エントリーモデル
モニター専門メーカーAOCのこのモデルは、コスパと安心感を両立したい方におすすめです。
180Hzの高速リフレッシュレートとFast IPSパネルを採用し、残像感の少ないクリアな映像を提供します。
また、この価格帯では珍しく、昇降機能付きのスタンドを標準装備している点も大きなメリットです。
自分の見やすい高さに画面を調整できるため、長時間のプレイでも姿勢が崩れにくく、疲れを軽減できます。
FPSガチ勢向け!勝つための高性能144Hzモニター
FPSやTPSでライバルに差をつけたい、ランクマッチで上位を目指したいという方には、競技性に特化した以下のモデルがおすすめです。
BenQ ZOWIE XL2411K|eスポーツ大会のド定番
FPSプロゲーマーやストリーマーの間で圧倒的な使用率を誇るのが、BenQ ZOWIEシリーズです。
独自技術「DyAc(Dynamic Accuracy)」を搭載しており、激しい視点移動やリコイルコントロール時の残像感を極限まで低減します。
TNパネルを採用しているため、色味よりも「敵の視認性」と「応答速度」を最優先するストイックなプレイヤー向けです。
PS5での120Hzプレイにも完全対応しており、CS機でFPSをやり込むユーザーからも絶大な支持を得ています。
ASUS VG258QR-J|0.5msの超高速応答
ASUSのこのモデルは、0.5msという驚異的な応答速度を実現しています。
遅延が極めて少ないため、一瞬の反応が勝負を決めるFPSや格闘ゲームにおいて、プレイヤーの操作をダイレクトに画面へ反映してくれます。
G-SYNC Compatibleにも対応しており、映像のズレ(ティアリング)やカクつきを抑えた滑らかな描写が可能です。
スタンド機能も充実しており、縦画面(ピボット)にも対応しているため、ゲーム以外の用途でも柔軟に使えます。
映像美も楽しみたい!IPSパネル搭載のおすすめモデル
RPGやオープンワールドゲームで美しい景色を楽しみたい、映画も見たいという方には、画質に優れた以下のモデルがおすすめです。
BenQ MOBIUZ EX2510S|高音質スピーカー搭載の万能機
映像美と音質の両方にこだわりたいなら、BenQのMOBIUZシリーズが最適です。
独自のHDRi技術により、明暗差のあるシーンでも黒つぶれや白飛びを抑え、色鮮やかで没入感のある映像を映し出します。
また、ゲーミングモニターとしては珍しく高音質なtreVoloスピーカーを内蔵しているため、外付けスピーカーなしでも迫力あるサウンドを楽しめます。
FPSからRPG、映画鑑賞まで、1台で何でもこなせるオールラウンダーなモニターです。
IODATA GigaCrysta EX-GD241JD|安心の日本メーカー製
日本メーカーならではの安心感と使いやすさを求めるなら、IODATAのGigaCrystaシリーズです。
広視野角なADSパネル(IPSパネルと同等)を採用しており、どこから見ても色が変わりにくく鮮明な映像を楽しめます。
180Hzの高リフレッシュレートに対応しつつ、オーバードライブ機能で応答速度も高めているため、動きの速いゲームも快適です。
「超解像技術」や「ナイトクリアビジョン」など、ゲーム画面を見やすくする独自機能が豊富に搭載されているのも魅力です。
まとめ
ゲーミングモニターを選ぶ際は、以下のポイントを整理してから製品を選びましょう。
- とにかく安く済ませたい: KOORUIやPixioなどの1万円台〜2万円台前半のモデル
- FPSで勝ちたい: BenQ ZOWIE XL2411KなどのTNパネル採用モデル
- 映像美も楽しみたい: BenQ MOBIUZやIODATAなどのIPSパネル採用モデル
- PS5で遊びたい: HDMI接続で120Hz出力に対応している144Hz以上のモデル
144Hz/165Hzのモニターを導入することで、今まで見えていなかった敵の動きが見えるようになり、ゲーム体験が劇的に向上します。
ご自身のプレイするゲームジャンルや予算に合わせて、最適な一台を選んでみてください。

